薬剤師のブログ

延岡の水曜日のコロナ感染者数の発表が先週と比べて減少しています。
前回お伝えした延岡の新規感染者数の人数が9人でした。
しかし、今回は5人に減少しています。(※R5.3.1現在)

遂にコロナの新規感染者の方が一桁を維持できるようになってきました。
花粉の猛威が広がっていますが、
このままコロナ感染症の第九波が来ないよう祈りながら、
地道な感染対策を維持していきたいと思います。
こんにちは、野村クリニックの薬剤師です。

今回のテーマは、「ヒスタミン」です。

理由は、花粉症で体の倦怠感がいまだに取れないので、ヒスタミンについて興味を持ったからです。

<ヒスタミンとは>
肥満細胞や中枢神経などに分布している物質の事です。
血管から物質や血球(白血球)などが透過しやすいように血管を薄くする作用があります。
また、血管を拡張したり、気管支を収縮させたり、胃酸の分泌を促進したりすることも分かっています。

<ヒスタミンはどうやって作られているのか>
アミノ酸のヒスチジンが、細菌や人間の持つ酵素によって変化して、ヒスタミンが産生されます。
なので、ヒスチジンが多く含まれているマグロ、カジキ、カツオ、サバ、イワシ、サンマ、ブリ、アジなど、
赤み魚を常温で放置してしまうと、ヒスタミン産生菌によってたくさん作られるそうです。
厄介なのは、ヒスタミンは加熱調理では分解されないので、
口に入れたときに、唇や舌先に通常と異なる刺激を感じた場合、
つまり、ヒスタミンが生成されている場合、食べずに処分するしかありません。

そんなものが、体の中で使われているのかと思うと、ゾッとしますが、
血管透過性を促進させるなど、感染症に対してとても有用であることからも、
人間の体はいろいろな物質の量のバランスを調整して維持されているのだなぁと
ヒスタミンが悪であるという考え方をなおしました。
花粉症には、抗ヒスタミンの予防投与が治療法にありますが、
薬の濫用はしないように心がけたいと思います。体がだるいですが、、、、


以上、薬剤師の独り言でした。

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