薬剤師のブログ

延岡の水曜日の感染者数の発表が先週と比べて増加しています。
前回お伝えした延岡の新規感染者数の人数が235人でした。
しかし、今回は262人に増加しています。(※R4.12.21現在)

感染者の増加の勢いが少し穏やかになったようですが、
200人を超える感染者が出ている以上、3密の環境を避けるなど、
日頃できる対策をしっかり行って感染対策をしていきたいと思います。
こんにちは、野村クリニックの薬剤師です。

今日のテーマは「のど飴の比較」です。

乾燥しているこの季節、どうしても咳が出てしまう季節です。
咳をしないようにのどを温めたり、こまめに飲み物を飲んでみたり、
色々な対策があると思いますが、
これらの対策の中に「のど飴をなめる」というものがあります。

色々な生薬やのどに良い物質があるみたいですが、いまいちどのようなものなのかイメージがわきません。
そこで、今回はのど飴がどのような作用で咳を抑えるのかについて調べてみました。

まず一番はじめに思い浮かんだのが

<食品に分類されるのど飴です>

〇龍角散を含んだのど飴
この漢方を含んだあめは、当たり前ですが、漢方の効果を期待できそうです。
龍角散には、
痰を取り除く、キキョウ、セネガ
炎症を抑える、カンゾウ(グリチルリチン)
咳を止める、キョウニン(ベンズアルデヒド)
これらの生薬を使うことで、のどの炎症による、咳を止める効果を期待します。

〇カリンを含んだのど飴
カリンには
酸化を抑える、ビタミンC
抗菌作用・抗炎症作用がある、ベンズアルデヒド 
などが含まれているため
これを使うことで、のどの炎症による、咳を止める効果を期待します。

ただし、これらののど飴は食品に分類されるので効果が弱いものになっています。
効果が出てしまうと、
そののど飴は、薬の分類になってしまうからです。
では次に、

<薬に分類されるのど飴です>

〇製薬会社が作ったのど飴(トローチ)
口腔内殺菌・抗菌作用をしめす、セチルピリジニウム
腸内細菌を整え免疫を活性化する、プラズマ乳酸菌
等が含まれているため
これを使うことで、原因となっているウイルスや菌を取り除くことを期待します。

こんなところでしょうか、、、

要するに、食品ののど飴は、効果が大きくなって副作用が出ないように、法律で規制されているので、
「のど飴舐めても咳が出て困ってるんだけど、、、」と悩んでおられる方は、
ドラッグストアなどで、医薬品ののど飴を使ってみてはどうでしょうか。

とりあえず、どちらも甘くて美味しいし日持ちするので、
コロナに感染したら外に出られないとも聞いていますし、
ドラッグストアなどでどちらも購入して、
コロナ備蓄として少しだけ買いだめしとこうかな、、、と思ったりしてます。

以上、薬剤師の独り言でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です