薬剤師のブログ

あけましておめでとうございます。
バタバタしている間に、年が明け、
正月はのど風邪で寝正月でした。
厄(のど風邪)を完治したので、きっと今年はいい年になると思っています。
今年も一年よろしくおねがいいたします。


延岡の水曜日の感染者数の発表が先週と比べて減少しています。
前回お伝えした延岡の新規感染者数の人数が404人でした。
しかし、今回は268人に減少しています。(※R5.1.4現在)

減少していますが、「医療機関がお休みに入っていたために減少しているのだろう」とのことでした。
今後、できれば減少し続けることを祈りながら、
新規感染者数の推移に注視していこうと思います。
こんにちは、野村クリニックの薬剤師です。

今日のテーマは「春の七草」です。

なぜなら、1月7日は「春の七草粥」を食べる行事があるからです。
お屠蘇もそうですが、厄除け(感染対策)だったりするので、どんな意味で七草粥を食べるのか気になりました。

よって、今回は七草粥について調べてみました。

「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ七草」
なんて、よく聞くフレーズですよね、
本来は願掛けのひとつで、
年頭にあたって、豊作を祈願し、「今年も家族が元気で暮らせますように」との願いが込められているそうです。
七草によって邪気(感染症)を払って、無病息災を願うために食べられていたのですが、
実際はどうなのでしょうか、

<セリ>
食物繊維が多いので、糖や脂質の吸収抑制作用
カリウムが含まれていることから、利尿作用
鉄・銅・葉酸による、日本の国民病と言われる鉄欠乏性貧血の予防作用
<ナズナ>
アセチルコリンによる、副交感神経刺激作用
および、副交感神経刺激による、唾液・胃液の分泌促進
<ゴギョウ>
カリウム塩が多く含まれているため、
尿を出す利尿作用
痰を溶かす去痰作用がある。
<ハコベラ>
民間療法の一種
虫歯や虫垂炎、催乳、皮膚炎に用いられた。
<ホトケノザ(コオニタビラコ)>
中国の「本草綱目」によると胃腸に良いとされている。
<ズズナ>
カブのこと
ビタミンCが免疫力の低下を予防
食物繊維が便秘の解消、生活習慣病の改善
消化酵素のアミラーゼが炭水化物の食べ過ぎによる胃もたれ、胸やけを解消
<スズシロ>
大根のこと
ビタミンCが免疫力の低下を予防
食物繊維が便秘の解消、生活習慣病の改善
消化酵素のアミラーゼが炭水化物の食べ過ぎによる胃もたれ、胸やけを解消
大根の葉には、
ビタミンEが含まれていることから、がんを引き起こす活性酸素の除去や溶結性貧血の改善
鉄による、鉄欠乏性貧血の予防作用
カリウムが含まれていることから、利尿作用

<ご飯>
でんぷんにより、糖を長時間持続的に体に吸収させる。

とのことでした。

なんとなく春の七草を食べていましたが、
胃腸に良かったり、
利尿作用で血圧を下げたり
結論として、全体的に効能をまとめると
体の状態を綺麗にして
ご飯から栄養を取り、
感染症にならないように免疫を活性化しているのではないのだろうか?と考えられました。

なので、1月7日は七草粥をすすって、
体の内側を清め
蔓延している感染症と闘っていこうと思います。

以上、薬剤師の独り言でした。

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