薬剤師のブログ

延岡の水曜日の感染者数の発表が先週と比べて減少しています。
前回お伝えした延岡の新規感染者数の人数が141人でした。
しかし、今回は51人に減少しています。(※R5.1.25現在)

だいぶ減少してきてホッとしています。
インフルエンザの方がまだちらほらいるようですが、だいぶ落ち着いてきたのではないかと思っています。
ですが、まだ51人も新規感染者がいることからも、
感染対策を緩和するのではなく、地道な感染対策をできる限り、続けていこうと思います。
こんにちは、野村クリニックの薬剤師です。

今日のテーマは「体を温めるショウガ」です。

なぜなら、ものすごい寒気が来ているからです。
診療所の中なのに、早朝は寒さに凍えています。
宮崎にいながら雪が見れるほどなので、日本海側の積雪は考えたくないぐらい多そうです。

そんな寒い季節だからこそ、体を温める飲み物や食べ物が重宝されます。
その中でも生姜湯で有名なショウガについて考えてみたいと思います。

ショウガは、加熱乾燥することで、ショウキョウ、カンキョウと言われる生薬になります。
色々な、漢方に使用されていて、
風邪などによく使われる葛根湯や小柴胡湯などにも材料として組み込まれています。

これは、ショウガに含まれている6-ギンゲノールが、
加熱乾燥によって、6-ショウガオールに変化することで、
解熱、鎮痛、鎮咳などの作用を生のショウガより、
より強く服用した人に効果を示しているからだと考えられています。

また、独特な香りと味は食欲を増してくれますし、消化も促進するので、
寒さに奪われた熱を、食事を取ることで再度作り出す助けになると思いますし、
寒くてあまり動き回らなくなったために、お腹がすかない人にはいい刺激になるかもしれません。

また、吐き気止めとしても効果があるそうで、
アメリカでは、子供の嘔吐にはジンジャーエールを飲ませるそうです。
※病院に行って、お薬をもらうべきだとは思いますが、そういう話もあるそうです。

日本でも、生姜湯という民間療法が有名で、
生姜湯を飲むことで、汗をかき、汗によって熱を下げ、新陳代謝を促進すると言われています。

なにはともあれ、しばらくはこの寒さが続きそうなので、
寒さに負けないように、お寿司屋さんでよく見かける「ガリ」をぼりぼりと食べながら、
しっかり食事をして、寒さを乗り切ろうと思います。

以上、薬剤師の独り言でした。

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