延岡の水曜日の感染者数の発表が先週と比べて増加しています。 前回お伝えした延岡の新規感染者数の人数が51人でした。 しかし、今回は56人に増加しています。(※R5.2.1現在) 0人もしくは数人になってくれるのではないかと期待していましたが、下げ止まってしまったようです。 また、中国のゼロコロナ政策から集団免疫獲得政策への変更と中国の春節の時期がかぶっていることや、 アメリカでコロナの亜型が再度蔓延したことなどがあるため、 専門家は第9波への備えを警鐘しているそうです。 特別なことはできそうにないですが、地道な対策をしっかり行っていこうと思います。
こんにちは、野村クリニックの薬剤師です。 今回のテーマは「花粉症の鼻水」です。 なぜなら、そろそろ花粉が猛威をふるう季節に突入しようとしているからです。 何年か前になりますが、それは突然起こりました、目がかゆく、鼻水が止まらないのです。 さらにくしゃみが止まらなくなり、何度もくしゃみをしていると、どういう理屈かわからないのですが、どんどん体力を奪われていきました。 嫌な記憶です。 なので、せめて鼻水を止めるにはどうしたらいいかについて考えてみたいと思います。 花粉症の鼻水は、Drの世界ではアレルギー性鼻炎による水溶性鼻漏というそうです。 この現象が起こる仕組みは、 花粉が鼻の中に入る →鼻の中で1型アレルギー反応が起こる →マスト細胞からケミカルメディエーター(ヒスタミンなど)が出てくる →鼻水を出す腺細胞がたくさん鼻水を分泌する。 といったものになるそうです。 要するに異物である花粉を追い出すのにたくさん鼻水がでるといったもののようです。 なので、一般的な対策としては、 ①マスク、ゴーグルをして花粉を体に入れない ②ヒスタミンやロイコトリエンなどのケミカルメディエーターが 体の中で症状を出させる反応を妨害する薬を飲む。 ③特異的免疫療法をうける。 などがあるようです。 また、漢方的な考え方として、 安易なのかもしれませんが、水滞に用いる半夏剤や苓朮剤のうち、上焦の水を抜く(上半身の水の分布量を減らす)半夏剤を用いることで、鼻水を出にくくしようと考えると、 上焦の水を抜く半夏を主薬とした 小青竜湯や半夏厚朴湯なんかがお勧めできるのではないかと考えられます。 ※ただし、個人差がありますので、使用する場合は、自分の体の事をよく知っている、信頼できる医師や薬剤師に確認してから使用することをお勧めします。 なにはともあれ、コロナやインフルエンザがありながら、花粉の蔓延という、トリプルパンチが来ています。 できれば抗ヒスタミン薬のお世話になりたくありませんが、花粉症が起こる前に抗ヒスタミン薬を先に服用する方法もあるので、はやめにどうするか決めて今年の花粉祭りを切り抜けたいと思います。 以上、薬剤師の独り言でした。