薬剤師のブログ

延岡の水曜日のコロナ感染者数の発表が先週とくらべ増加しています。
前回お伝えした延岡の新規感染者数の人数が2人でした。
しかし、今回は6人でした。(※R5.3.29現在)

コロナの新規感染者が増加していますが、まだ数人程度で抑え込んでいます。
少し警戒をしながら感染対策を頑張っていこうと思います。
こんにちは、野村クリニックの薬剤師です。

今回のテーマは「ヒートショック」です。

なぜなら、寒さが強まったり弱まったりしているので、エアコンの温度調節が大変だからです。
これだけ温度変化が激しいと、温度刺激がストレスになって体調を崩す方もおられます。
なので、今回はこの温度変化によるストレスが原因となるヒートショックについて考えてみようと思います。

前回同様厚生労働省から出されている、「シックハウス症候群医学的見地によるマニュアル:8.5.1ヒートショック」に説明がありましたので参考にされてください。

<ヒートショックとは>
急激な温度刺激がストレスになり、身体に過剰な反応や影響を与えることです。

冬季の入浴の際には、
暖かい居間から寒い脱衣室で裸になるので「急激な温度差による刺激」が、
浴室では、心地よい浴槽に浸かり温度差が大きいため、「急激な温度差による刺激」が、
また、夜間に暖かい布団から冷たい廊下やトイレに行く際も、「急激な温度差による刺激」があるため、
これらの刺激によりヒートショックをうけます。

皮膚が感じ取る心地よい温度は33~34℃なので、
その温度以下となると、身震いが自然と起こり、血管が収縮し、血圧が上昇します。
逆にその温度以上となると、血管は拡張し、血圧が低下します。

このように身体はある程度の温度変化に対しては血管の拡張や収縮で対応しますが、
急激な温度変化は、血圧の急上昇や急低下により、心臓・循環器系に大きな負担をもたらします。
特に、動脈硬化のある方、身体機能の低下した高齢者の場合は、
事例によっては、ヒートショックで心臓発作、脳血管発作、意識障害が生じることがあります。

また、高齢者になると温度差の識別があやふやになる方もおられるようなので、
入浴時には、自分の感覚だけで判断するのではなく、温度計や時計で、室温や入浴時間をチェックすることをおすすめします。
目安として、浴槽の湯温は40℃くらいに
脱衣室、浴室の室温は、低くても15℃程度以上には保ちましょう。
ただし、石油ストーブ等を使用する場合は、二酸化炭素や一酸化炭素の濃度が高くなり中毒になる可能性があるため換気、空気清浄に拝領する必要があります。

との事でした。

時間がないからシャワーでいいや、とかヒートショックのオンパレードでよくないみたいです。
40℃のお湯に20分~30分くらい浸かったあと、手早く着替えて寝床であったまりたいと思います。

以上、薬剤師の独り言でした。

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