薬剤師のブログ

「BA5の感染力はBA2の18倍です!」

※このデータは実験室でのものです。統計学的には1.27倍(R4.7.13現在)と言われています。

「BA5は感染力だけでなく、毒性も高いウイルスであると考えられます。」

世の中コロナの話題で持ちきりです。

でも、私は熱中症の話をします。

こんにちは、野村クリニックの薬剤師です。

コロナの話ができるなら、コロナの話をすべきだとは思いますが、

未知のウイルスに対して、憶測のような知識で対策を考えても、

かえって危険になるので、そこは専門家にお任せしたいと思います。

私たちにできるのはコロナに負けない体力を維持することだと信じて、

今日のテーマは「熱中症の睡眠不足について」です。

熱中症は熱によって引き起こされる症状の事なので、

こじつけのように聞こえますが、体に熱がこもって暑くて寝苦しいのも熱中症と言えるのではないでしょうか

なので、一番の対策はエアコンを適切な温度でつけ、脳を冷やすことだと思います。

思いますが、

「いや、つけたけど眠れんかったよ」

「寒くて途中で起きてしまってエアコンとめたわ」と言われます。

理論的には、体の熱が放出されて気持ちよく寝れるはずなのに、なんででしょうか、、、

実は睡眠というのは

「脳の疲労物質を何とかしたい睡眠物質」と

「体内時計によって放出される覚醒物質」のバランスによって生じるもので、

寝すぎて、脳の疲労物質がすくないために、睡眠物質が少なかったり、

熱によって脳の温度が上がり、覚醒物質が出すぎたりすると、眠れなかったりします。

なので、眠れないときの対策は、

寝る予定の2時間前に運動して疲労物質を増やす!これです!

ランニング、筋トレ、エアロバイクなどなど様々ありますが、

テレビを見ながらのエアロバイク20分以上がお勧めです。

エアロバイクが金銭的に高かったり、運動をしすぎて眠れなくなることがあるのが難点ですが、、、、

運動後ぬるま湯で20~30分ほどつかって汗を流し、

涼しい部屋で脳を冷やせばより良い睡眠を得られると思います。

以上、薬剤師の独り言でした。

ちなみに、不眠に使う漢方に「柴胡加竜骨牡蛎湯」というものがあります。

この漢方薬には、安神薬である「竜骨」や「牡蛎」が使われています。

また、これらの生薬の吸収を助けるために、

「茯苓」で胃腸の水分を抜いたり、

「桂皮」で胃腸を刺激したりしているようです。

なので、この漢方薬は、覚醒物質が放出されるのを抑えることを目的に使われていると考えられます。

また、「漢方は、、」という人は牛乳やプロテインなどどうでしょう?

牛乳などタンパク質を含む飲み物を摂取してから寝るようにすると、

覚醒物質の放出を抑制するセロトニンや、メラトニンの原料となるトリプトファンを、体の中に増やすことができるので、より快適な睡眠をとることができると思います。

以上、ほんとに今回はここまでの薬剤師の独り言でした。

(疲れた、、眠い)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です