薬剤師のブログ

延岡の水曜日の感染者数が先週と比べて減少しています。
前回お伝えした延岡の新規感染者数の人数が82人でした。
しかし、今回は32人に減少していました。(※R4.10.26現在)

第8波が迫っていると聞いているので、少し安堵しつつ、これからも感染対策を頑張っていきたいと思います。

こんにちは、野村クリニックの薬剤師です。

今回のテーマは「血圧について」です。

最近、寒くなってきたからか、
「血圧が高くなって下がらなくなった。」
「薬の効きが悪くなった。」
「血圧が下がらなくて眠れない。」 などの話をよく聞きます。

なぜ、この時期は「血圧が上がり始めるのでしょうか?」今回はこのことについて考えてみたと思います。

血圧が上がる原因は様々なので、特に昔から話題に出る原因について考えると、
〇血液中のナトリウムの濃度が高い
という原因が一番有名だと思います。

<この原因がなぜ血圧をあげるのかというと>
実は、ナトリウム濃度が水を蓄える性質があるため
血管に存在する血液が多くなるために血圧が上がると考えられています。

つまり、血液のナトリウムが濃ゆくなると
体のいたるところから水を奪うので、
血液が血管の壁を押す力(血圧)が大きくなる。という事のようです。

よって、この時期、寒くなるので、
暖かくて美味しい鍋など、
わりと塩分(ナトリウム)の濃ゆい食べ物を食べたくなるのに、
ナトリウムを外に出す汗は、出てきにくくなるので、
季節がら、体にナトリウムが溜まりやすいのが原因でないかと考えられます。

<これに対する対策は>
やはり、ナトリウム(塩分)を食べる量を減らすことが近道になります。
カップラーメンの一番おいしいスープをシンクに捨てるとか、
晩酌のおつまみは、少量で我慢するとか、、、、
とにかく、体にナトリウム(塩分)を足さないことが対策になると思います。

「しかし、それはキツイ、できれば違うことで何とかならん?」という方
あまり摂取制限より効果があるわけではありませんが、汗として出してみませんか?
つまり、入浴や運動です。

特に、最近は肌寒いので、汗が出にくい環境になってきています。
ですので、オススメは、
入浴の前に自分の体温をピピッと測り、
その温度の+2~+3℃のお湯に
20分~30分ほど浸かって深部体温をあげることです。
この20~30分がわりと長いので、
スマフォを持ち込んでいじったり、
読書をしたり、
歌を歌ったりすると
割とあっという間に時間が過ぎていたりします。
※のどが渇くこともあるのでナトリウムの入っていない飲み物を持ち込んでもいいかもしれません。

次に運動です。
朝に激しい有酸素運動や無酸素運動をしてもいいのですが、疲れ果てた体でお仕事は大変だと思います。
夜、寝る前あたりにするのが妥当だと思いますので、
オススメするのであれば、
寝る前3時間前あたりに
<有酸素運動である>
〇ジョギング
〇(ちょっと小走りの)ウォーキング
<無酸素運動である>
〇筋トレ(腹筋、背筋、プランク、腕立て)
のいずれかをジワリと汗が出る程度で行うといいと思います。

ここでワンポイントアドバイスするとすれば、
毎日ジョギング(有酸素運動)や毎日筋トレ(無酸素運動)をするのではなく、
1週間のうち
月・水・金はジョギング(有酸素運動)
火・木は筋トレ(無酸素運動)
土日は筋肉お休み日
のように入れ替えながらすると膝などの故障を防げて長く続けられると思います。

自分も健康診断の結果とにらめっこしながら、
ナトリウムと闘っていこうと思います。(タンパク量も含めて)

以上、薬剤師の独り言でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です