薬剤師のブログ

延岡の水曜日の感染者数が先週と比べて増加しています。
前回お伝えした延岡の新規感染者数の人数が32人でした。
しかし、今回は50人に増加しています。(※R4.11.2現在)

第8波が迫ってきていると聞いているので、感染拡大を少しでも防げるように、
これからも感染対策を頑張っていきたいと思います。

こんにちは、野村クリニックの薬剤師です。

今回のテーマは「風邪」です。

最近、「○○さんが、熱が出てお休みらしいよ」とか、
「寒気がするから、風邪を引いたかもしれん」などという話をよく聞くようになりました。
よく聞きはするのですが、そもそも風邪とはいったい何なのでしょうか?

今回はこのことについて、考えてみます。

<風邪とは>
様々なウイルスや細菌などによって引き起こされる、上気道(鼻・のど)の炎症であり、
ほとんどの場合、ウイルスが原因の感染症であると考えられている。
とのことです。

つまり、主にウイルスが鼻やのどで炎症を起こすために起こるのが風邪という事になります。

確かに、鼻水やくしゃみ、咳が出るので納得です。
しかし、腑に落ちないことが一つあります。
寒気です。
のどや鼻の炎症なら、なぜ体が寒気を感じる必要があるのでしょう。
このことについても調べてみました。

<寒気の原因は>
実は、脳にあるそうです。
どのようなメカニズムなのかというと、
ウイルスの侵入を許したことを感知した脳が、
免疫を活性化するために、体を温めようとして
脳の視床下部という部分に「体温を〇〇度に!!」という指令を出すそうです。
そうすると、感覚的に普段の環境が「寒い!」と感じるようになり、
この感覚が「悪寒」と表現されるそうです。
例えば、「体温38.5度に!!」という指令をだすと
普段の体温が36.5度ぐらいだった場合、2度ほどの温度差の寒さを感じるというような感じのようです。

よって、これまでの事から風邪対策を考えると
<鼻やのどのウイルスや細菌の数を減らすためには>
〇うがいをして、水で洗い流して数を減らす
〇手を洗って、食べ物にウイルスや細菌をつけない
〇マスクをして、人間同士でウイルスや細菌を共有しない
〇部屋を掃除して、ウイルスや細菌が付着しやすいホコリなどを定期的に取り除く

<寒気対策として>
〇普段から体を温めて、免疫を普段より活性化させておく。

といったことが考えられると思います。

寒さがだんだん厳しくなって、
空気も乾燥してきています。
季節がらウイルスや細菌が、より遠くへ遠出しやすい環境になってきているので、
埃だらけのカーペットやベット、布団でいびきをかいて寝たりせずに
「しっかり風邪対策しないといけないな」と反省しています。
(、、、、、がんばろ、、、)

以上、薬剤師の独り言でした。

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