延岡の水曜日の感染者数の発表が先週と比べて増加しています。 前回お伝えした延岡の新規感染者数の人数が56人でした。 しかし、今回は63人に増加しています。(※R4.11.30現在) 遂に、第八波の入口に来てしまったのではないかという考えがよぎりましたが、 来週は減少してくれていることを祈りながら、感染対策をしっかりしていこうと思います。
こんにちは、野村クリニックの薬剤師です。 今回のテーマは「免疫を元気にするにはどうすればいい?」です。 最近寒くなってきて、風邪をひきやすい時期に入りました。 インフルエンザの流行期は12月から3月にかけてですし、 コロナの第八波のピークは1月ごろになるだろうと言われています。 ということは、「今年の冬は感染力が強いウイルスが多そうだなぁ」と考え、 「すぐに感染対策を!!」と思ったのですが、 どんなに感染対策をしても、 「体が弱って、免疫が働けなければ容易に感染してしまうのでは?」と考えたからです。 とはいえ、免疫って何でしょう? <免疫とは> 体の異物に対する防御機能のことです。 難しいことが複雑に絡まっているので、 大雑把に考えると、 「自然免疫担当の体を守る細胞」が異物(細菌やウイルスなど)を直接除去します。 「解析担当の細胞」が除去の間に異物をつまみ食いして、解析して情報を獲得免疫に伝達したりします。 「獲得免疫担当の細胞」が解析担当の情報をもとに、より効率的に異物(細菌やウイルスなど)を無害化し、異物の情報を記憶します。 という感じになると考えられています。 なので、ワクチンを打って、異物もどきを体に入れることで「獲得免疫の細胞」に異物を記憶させると、 本物のコロナが来ても、はじめから効率的に無害化することができます。 なので、今年は2019年ぶりにインフルエンザが流行しそうなので、「獲得免疫担当の細胞」がインフルエンザのことを忘れていないか気になります。 脱線しましたが、結局免疫を元気にするにはどうすればいいのか調べてみました。 〇乳酸菌飲料やヨーグルトで腸内細菌を整える 免疫細胞の7割は実は腸にいると考えられています。 なので、腸内細菌を整えると、消化管の粘液部分での抗体を作る力が増加するそうです。 乳酸菌飲料やヨーグルトを下痢にならない程度に摂取すると効果が期待できそうです。 〇お茶を飲む お茶に含まれている、ポリフェノールやカテキンといった物質が、免疫などに作用して 抗炎症作用や抗菌作用など、色々な人間にメリットのある作用があることが分かっています。 〇体を温める。 免疫が正常に働く体温は、約36.5℃だそうです。 そこから1℃上昇すると、個人差がありますが、最大5~6倍ほどに激しく働くと考えられています。 逆に、1℃低下してしまうと、36.5℃のときの、30%ほどしか働かなくなるそうです。 冬の間は、ちょっと厚着してみるのも感染対策の一計かもしれません。 〇ストレスはこまめに発散 ストレス、つまり、心理的や肉体的な強い刺激を体に与えると、 糖質コルチコイドいわゆるステロイドが分泌されやすくなることが分かっています。 このステロイドが慢性的に高い状態を維持してしまうと、免疫が抑制されて免疫の働きが悪くなることも分かっています。 よって、どんな人でもストレスを受けることは多いと思いますので、 ストレスを感じたら、こまめにリラックスして、ステロイドの分泌を抑えることをお勧めします。 こんなところでしょうか、、、、 免疫を元気にする方法は、たくさんありそうですが、 できることを、できるだけやることが一番だと思います。 とりあえず、炬燵に入って、あったかいお茶を飲みながら、ヨーグルトを肴にして、和むテレビかユーチューブをみて、免疫力を上げたいと思います。 以上、薬剤師の独り言でした。